こんばんは!
大変お待たせしました!久しぶりのあの企画です!
「意外と、どうにかなるってよ。」では、就職活動で苦労した方に、苦労した経験やどのように乗り越えたのかをインタビューする企画です。
よーちゃんさんとは、去年の1月に私が開いたイベントに参加していたことがきっかけで知り合いました。
ちょっと?変わった経歴で面白い人生を送っているなと思ったので今回インタビューをしました!(こちらの記事は2016年1月にインタビューしました)
よーちゃんさん(31)
地元を離れて都内の大学に進学。
就職活動をしていたが、大学4年の秋に就職活動を辞める。
大学卒業後、アルバイトをしながら演劇を続ける。
様々な事情で地元に戻り、現在は公務員をしながら演劇に携わっている。
空芯菜 高校卒業後は地元を離れて都内の大学に進学したんですね。
よーちゃんさん 僕は演劇が好きで高校生の頃から演劇をやっていました。あと国際政治学にも関心がありました。
その2つが満たせる大学に行きたいと思って都内の大学に進学しました。
空芯菜 そうなんですね!先ほど演劇が好きとおっしゃっていましたが、演劇のサークルに入っていたんですか?
よーちゃんさん 入っていました。
演劇は大学のうちで終わりにしようと元々考えていたのでそれを職業にしていこうとは考えていなかったです。
就職活動も普通に周りと合わせてやっていました。
空芯菜 よーちゃんさんはいつから就職活動を始めましたか?
よーちゃんさん 大学3年生から就職活動に向かっていきましたね。
空芯菜 最近だとインターンに行く人が多いですが、よーちゃんさんはインターンに行きましたか?
よーちゃんさん 僕は行かなかったです。
当時「インターンは聞いたことはあるけど何だろう?」ってずっと思いながら・・・
そんなにちゃんと考えていなかったんですよね。
大学生の頃に勉強していた政治学は職業に繋がらない学問なんですよね。政治学を勉強したから政治家になれるって訳でもないですし。関心としてはあったんですけど、職業に向けて勉強してるって意識はゼロでしたね。
空芯菜 就職活動は大学3年から始めていたとおっしゃっていましたが、合同説明会には行っていたんですか?
よーちゃんさん 行きました。友達と一緒に「とりあえず行く!」って感じで行きましたね。
空芯菜 その時点では行きたい業種は決まっていましたか?
よーちゃんさん 当時はそんなに決めていなかったですけど、何となく人を楽しませる仕事がいいなって思ってたはずですw
空芯菜 その時は何社ぐらい受けていたんですか?
よーちゃんさん エントリーシートを出すってところまでだったら20~30社ぐらいは出していたと思います。大手の会社ばかり受けていました。
空芯菜 中小企業は受ける気は無かったんですか?
よーちゃんさん 中小企業は行く気はなかったです。
企業のことを考えようってなった時に自分が普通の人間でいて目に見えるもの、例えば映画だったら「映画」って作品がある→どこどこが配給している→配給会社のことぐらいしか分からないのでそこからさらにその仕事をしている会社に目が向かなかったっていうのがあったかもしれません。
それから自ずと大手っていうのがあったかもしれません。
空芯菜 言える範囲でいいのですが、どのような系統の企業を受けていたんですか?
よーちゃんさん 映画・映像系でしたら「東宝」「東映」「東北新社」とかですね。
エンターテイメント系の話でいくと、「バンダイ」「タカラトミー」などのおもちゃ会社を受けました。あと自動車会社も受けましたね。
空芯菜 受ける会社は自分の中で何か基準はあったんですか?
よーちゃんさん 何となく「昔何が好きだったかな」「関心があったかな」ってところで考えていたところはありましたね。
空芯菜 就活中に演劇に関わる仕事に就こうとは考えてはいなかったんですか?
よーちゃんさん 演劇界って企業として成り立つのがほとんどなくて、受けたところはあります。受けた中で1社最終面接まで行きました。建物が立派なところでしたw
結局40年ぐらいその先何をするってビジョンがないまま落ちました。
基本的に都内の企業ばかり受けていましたね。
空芯菜 地元の企業は受けなかったんですか?
よーちゃんさん 当時は地元に戻るつもりもなかったので。でも就職活動してて気にするぐらいはしてましたね。
地元の新聞社を受けようかなと思ったぐらいはありましたけど。
勉強したことから多少近いところはあったかもしれませんが新聞社はあまり受けなかったですね。
空芯菜 最終面接はいつ頃だったんですか?
よーちゃんさん 大学4年生の夏かちょっと前ぐらいですね。
空芯菜 他の企業は受けてはいなかったんですか?
よーちゃんさん そうなんですよ。そこの試験が他の企業より時期がちょっと遅くて。受けていてそんなにやっていないなりに就活疲れがあったので。
受ける前から「ここがダメだったら・・・」と考えていなかったんですけどね。
空芯菜 結果的には最終面接が落ちてしまったと。それからは他の企業を受けようとは思わなかったんですか?
よーちゃんさん もうそこでプツっと糸が切れたというのか・・・時期も時期だったので。「今からまた探すのか」と思っちゃいましたし、その時はそんなに落ち着いてなくて「わー・・・落ちちゃった。どうしよう・・・」って割と本気で凹んで絶望していました。
その時期に親が心配してわざわざ東京に来たんですよ。
「こうします!」って考えがまとまっていなかったのもあったので、その時は何も話さずに帰ってもらいました。
基本的に両親はやりたいことをやらせてくれるような親ではあるので。
かと言ってそこに甘えるっというか「じゃあやりたいことやろう」ってなれないんですよ。
多少親のこと考えるというのか、流石にちゃんとしなきゃって考えましたし。
僕は長男なのでそういうところもなんか心の底から思っているわけではないんですけど「長男だから」とか「親から恩をもらってたら」という一般的に言われるようなことを気にしちゃうわけじゃないですか。そこはちょっと心に引っかかってましたね。
空芯菜 その後は演劇を続けようと。
よーちゃんさん 自分で決めたっていう感じではなかったですが。ちなみに親がきた日の夜に家に居たらマズいと思って夜中に友達に電話して「今から千葉にドライブに行くぞ!」ってついて来てもらいました。
空芯菜 いい友達ですね!
よーちゃんさん いい友達です。本当に。
空芯菜 その後はどのようなことを考えながら過ごしていたんですか?
よーちゃんさん これからどうしようかなって考えていました。
そんな時に知り合いからちょっと人が足りないから「出ないか」と誘われました。
空芯菜 おお!その演劇には出演したんですか?
よーちゃんさん 就活をしている時は「就活が落ち着くまで演劇はないわ」と言ってました。何ヶ月かブランクがあってからの声かけてもらったので「ちょっとやってみるか」ってことで出演しました。
その公演を終えて演劇を続けてみようとは思いました。
先ほど話した千葉のドライブでもそうですけど、周りの働きかけというかきっかけがあって方向性が定められていったというところはありましたね。
空芯菜 4年で卒業しないでその後も大学を在籍したまま就活を続けるって人がいますがそういう考えは当時はありましたか?
よーちゃんさん ちょっと考えたりはしましたが、4年で大学を卒業しました。
卒業後はフリーターしながら演劇をしていました。ちなみに卒業してからアルバイトしていたのは最終面接で落ちた企業です。
空芯菜 え!?そうなんですか!
よーちゃんさん ちょうどアルバイトの募集していたので。
空芯菜 しばらくはそのような生活をしていたってことですね。28歳の時に地元に帰ることになったんですよね。何故28歳の時に地元に戻ることになったんですか?
よーちゃんさん 理由が3つありまして。
1つは、単純に生活が苦しくなったことですね。
これがずっと続くのかという不安がどうしてもありました。28歳という年齢だったので普段は年齢は気にしないんですけど、30代のことを考えたりすると・・・その時東京に上京して10年経ったんですよ。そういう区切りみたいなのをなんとなく考えちゃうんですよね。
2つ目は家庭的な事情ですね。
3つ目は住んでいた部屋の契約もその年度末で契約が切れるのでそれらのタイミングが全部重なった感じがあってこれはとどめだなって思いました。
そして28歳の2月に地元に帰りました。
28歳の2月に地元に帰ることになったよーちゃんさん。
後編では地元に帰ってからのことや現在の職業何故就こうとしたのかなどの話を載せます!
後編もお楽しみに!
過去のインタビューは下記からご覧になれます!
waterspinachyeeh.hatenablog.com
waterspinachyeeh.hatenablog.com