試行錯誤LIFE

大学時代自分自身が就活で苦労したため、就活失敗した人や苦労した人にインタビューをしたりしています。現在はフリーランスでライター、デザイナー、カメラマン、グラフィックレコーダーなどをしています。

【第4回】意外と、どうにかなるってよ。-就職失敗した人にインタビューしました-(前編)

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こんにちは!

かなりお待たせしました!久しぶりの「意外と、どうにかなるってよ。-就職失敗した人にインタビューしました-」です。

このコーナーは、「意外と、どうにかなるってよ。」では、就職活動で失敗・苦労した方に、苦労した経験やどのように乗り越えたのかをインタビューする企画です。

【第4回】はルーサクさんにインタビューしました。

こちらの記事を見てからインタビュー記事を見るとさらに楽しめます♪

blog.lusaku.jp

 前編では、学生生活、就活1年目、海外経験について聞きました。

 

プロフィール

ルーサクさん 

ゲーム業界に入るため就職留年し、100万円以上自らに投資し、この4月からゲーム会社の事務職として働くことを自らの手で勝ち取った人。このブログからもゲームが好きなことが強く伝わるほどゲームが大好きな方。

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※この記事は2015年12月に取材した記事です。

 

 

ー就職活動前の学生生活はどのように過ごしていましたか?
体育会系の部活がメインの生活で週6日練習していました。
学業は留年しない程度に勉強していました。
あと、週4ぐらいで早朝スーパーでバイトしていました。基本的に部活が生活の8割以上を占めていましたね。

ー学外の活動はしていましたか?
特にはしてないですね。部活の練習が忙しいため他に何かする余裕がなかったですね。

ーそうですよね><
これ以上求めることはなかったので、特にボランティアや学生団体とかは何もやってないです。
就活の時も「学生時代頑張ったことは何ですか」って聞かれた時は部活の話しかできなかったですね。
そういう時はバイトのことや勉強を頑張ったことを盛って話をしましたけどw

ー就活って大体大学3年の夏頃からインターン始まるじゃないですか。ルーサクさんはインターンはしたんですか?
年に二回部活が5日間お休みの日があるんですけど、その日たまたま日程が被ったので5日間だけの短期インターンに参加しましたね。

ーどんなインターンしてきたんですか?
金融事業インターンで、5日間で新しいサービスの提案をしようと言う内容でしたね。

ーもともとインターン先に興味があったんですか?
バイト先のインターンだったので興味がありました。単にスケジュールがあったっていうのもあるんですけど。

ーゲーム会社にインターンはしなかったんですか?
その時からゲーム会社は志望していたので、予定があったらゲーム会社にインターンに行きたかったんですが合いませんでした。
まずインターンってなんだろうという気持ちでとりあえず行ってみた感じでしたね。

ー就活解禁前からゲーム業界に行こうって決めていたんですか?
いや、全然です。就活1年目に関して言うと、ゲーム業界に行きたいというのはあったんですけど、やっぱり就活って色んな業界を見た方がいいって言うじゃないですか。

ーよく言いますよね!
ゲーム業界ばかりにならないように気をつけようと思いながら就活を始めましたね。
就活が解禁された時は合同説明会とかも行きましたし、色々な業界を受けて多くの業界を見てまわりました。結局受ける企業は結構絞ったのですが。

ー1年目はどれぐらい受けたんですか?
15~16社ぐらいですね。部活の厳しい練習もしながらだったので、「受ける企業を絞ろう」と考えていました。そのため何社もゲーム会社を受けたりはしなかったです。

ー15~16社のうちゲーム会社を何社受けたんですか?

5社ぐらいですかね。
ゲーム会社って大手でないと事務系の募集はしていませんでした。それ以外の中小企業だと大抵プログラマーとか理系の人しか採用していないんです。私は文系でなおかつプログラミング能力などもなかったので受ける会社が大手だけに絞られてしまったんです。

ーゲーム会社以外ではどのような会社を受けたんですか?
ゲームと一緒で自分の会社のコンテンツを持っているメーカー会社がいいなとなんとなく思い、結構受けていましたね。

ー就活1年目の時は、内定はもらっていたのですか?
一応内定はもらっていましたね。体育会系の部活だったのでスポーツ用品店に内定も頂いたんです。でも、わりと昇進しやすい「幹部コース」で採用しますという話があったんですが、結局「一般枠」で採用みたいになりました。まぁ、実際には落ちたみたいなもので、複雑でしたね・・・。

ー複雑ですね・・・
「この面接が通過したら最終面接だよ」って言われたんですが、面接を受け終わった後に「君は最終面接まで行けないよ」って言われたんです。その代わり「普通のコースで取ります」って話になったので、ちょっと自分としては悔しかったというか・・・。

ーそうですよね。内定は1社ですか?確か4月頭に任天堂を受けて落ちて、留学をしたと聞きましたけど…。
はい、そうですね。結局、内定は断りましたけど。

ーすごい意志ですね!
もしちゃんと大手等で内定をもらっていたら、任天堂をスパッと諦めてそちらの会社に行っていたかもしれないです。正直言うと、任天堂に就職できず留年したというよりも、どこからも内定をもらえなかったから留年したというところもありますね。任天堂で落ちた瞬間は、「じゃあ俺は来年に向けて就職留年しようかな」みたいな考えはあったんですよ。でもそうはせずに、1ヶ月ぐらい就活を続けました。
結局その後、どこからも内定をもらえず、スポーツ用品店の内定もすでに断っていたので・・・。

任天堂を落ちた後はどれぐらい受けたんですか?
5月までに2~3社受けましたが全部落ちました。
まぁいわゆる持ち駒がなくなった状態ですかね。5月ごろ親に就職留年をしたいという話をした時は、「いや、だめだ!」と反対されました。「まだ受けられる企業はあるんだから、もうちょっと頑張れ!」と言われたんです。7月ぐらいまでは就活を続けたんですけど、やっぱり2次募集って結構厳しくて書類ですら通らないところが多くなって・・・。
内定どころか面接行けたところもほとんどなくて、本当に2次募集は辛いなーって思い始めていました。この頃にはゲーム会社に行きたいって決めていたのですが、ゲーム会社も募集が全く無くて、そもそも大手の募集は終わって居ました。中小企業はどこもプログラマーしか採用してないので、自分は全然応募できない状況でしたね。
そこで親に「やっぱりダメだったから、就職留年させてください」っていいました。そして7月終わりには就活留年が決定しましたね。

ーそうなんですね。ご両親はよく「いいよ!」って許してくれましたね。そういうのって、なかなか許してくれないですよね。
5月にダメって言われた時点での条件がちゃんと「この後頑張って就活するってこと」だったんですが、一応その条件はやったので親としても言ったからには認めざるを得なかったのかもしれません。

ーそういうことなんですね!駆け引きが上手いですよね!
うちの親は結構厳しいのでそういう駆け引きはしょっちゅうやっていますねw

ーそこから海外経験ですよね。任天堂に受けた際に「英語しゃべれるか」と言われ、落ちたことがきっかけですか?
はい、それがきっかけです。任天堂の社員さんのOB訪問とか行ったんです。その際に「特に事務職の社員さんはほとんど帰国子女」だっていう話は聞いてたんです。TOEICも800点あって当然みたいなレベルだったので、「ちょっと海外経験を積まないといけないなー」って思いました。でも「いや、でも、もしかしたら任天堂に入れるかも」って思いもあったので受けたんです。でも結局やっぱり面接で英語に関しては言われました。じゃあやっぱ海外経験ないといけないんだなって。
あと就職留年する際にその間何もしないのは無意味な時間を過ごすだけしなとも思いましたね。

ーアメリカで3ヶ月インターンをしたんですよね?どんな感じだったんですか?
普通の企業で3ヶ月アルバイトをしている状況って考えれば分かりやすいでしょうか?

一応小売企業の通販やっているところでして、わかりやすいイメージでいえばアマゾンとかの倉庫みたいな感じです。
倉庫の品の出し入れをしたり、パソコンで在庫の管理などをしたり、何がいくつ売れたなどの売上管理や、配送料金の計算などの管理という事務的なこともやりましたね。基本的には本を扱っていました。

ー有給インターンですか?
お金は入ってこないです。

ーえ!?無給ですか!?
無給です。なので生活費や交通費、インターン登録費などで100万以上かかりました。まぁ遊んでたっていうのもありますけどw
土日は暇だったので、遊んでてお金を使ったって感じですね。

ー1人で海外経験して、心細かったりしませんでしたか?
それはめちゃくちゃ心細かったですよ!まず日本語しゃべれる人いないんで、2週間ぐらい日本語話さないみたいなのはざらにありましたね。
唯一良かったのは、住んでいるところから10分ぐらいのところにジャパンタウンってところがありまして、こっちで言えば中華街みたいな感じですね。寂しくなったらしょっちゅうそこに行ってましたね。
本当に日本語が話せる人が全然周りにいなかったので、本当に日本語の話し方を忘れるぐらいのレベルでした。

ー逆に日本人が近くにいないから英語が上達しそうですね。
それはありましたね。やっぱり甘えに走らないなと思ったのでそこは良かったですね。

ー海外で変なことに巻き込まれたりはしなかったですか?
変なことには巻き込まれてはなかったですけど、結構治安が悪い場所だったので、行って三日目ぐらいに会社の近所でスーツケースに死体が詰め込まれているみたいなことがあったみたいで・・・

ーえ!?
あと本当に道路で背中で手錠を縛られて座らされている人が捕まっている人を見たり。
まぁそういう場所ではあったんですけど、トラブルには一度も巻き込まれなかったですね。

ー良かったですね!
でも夜中は出歩けなかったです。18時以降はあまり。ただ慣れてきたらだんだん夜中に出かけてはいましたけどw

ー海外経験は3ヶ月って決まっていたんですか?
一応4ヶ月ぐらいの予定だったんですけど、任天堂の説明会と他の会社の選考もあったのでそこに合わせて帰国しました。
本当はインターン先の会社にはもう1ヶ月長くいる予定だったんですけど、帰らなければいけない理由を話して帰らせてもらいました。

 

帰国し、就活2年目が始まったルーサクさん。

後編では、就活2年目の話やどうやって内定を勝ち取ったのか、ブログについて話を聞きました!

後編もお楽しみに!